公認会計士とは?

「公認会計士」とは、

公認会計士法に基づいて、 他人の求めに応じ報酬を得て、財務書類の監査又は証明をすることを業とする我が国における職業的資格ないし地位をいいます。

公認会計士の使命は、公認会計士法第1条に明文として定められています。

公認会計士法第1条 「公認会計士は、監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、 会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする。」

公認会計士は、独立した第三者として、会計及び経営に関する専門的知識と豊富な経験を生かし、会社等が作成した、投資家などに公開する財務諸表の監査を行い、 その適正性について意見を表明し、財務情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図っております。

企業はもちろん、地方公共団体、独立行政法人、学校法人等、幅広い対象についての会計監査をはじめ、その高度な専門的知識を活かしながら、 税務に関する指導・助言経営(税理士登録を要件とします) 、 あるいは経営全般へのコンサルティング等を通じて、健全な経済社会の維持と発展に貢献し続けています 。

公認会計士は、企業や地域に密着した緻密な活動、企業活動のクロスボーダー化、国際的な会計基準への対応に伴う会計のグローバルスタンダード化への支援や助言など、 多彩な活動を通じて欠くべからざる社会的なインフラの一環としての重要な役割を担っていきます。

世界レベルで急激かつ刻々と変化する経済。先の見えない混沌とした状況の中で企業情報の透明性や説明責任、 あるいは企業倫理に対する社会の期待は増大の一途を辿っており、コーポレート・ガバナンスや内部統制の強化への取り組みとともに、 公認会計士に求められる社会的責任はますます重要なものとなっています。