練馬会会長 川井 隆史
練馬区は23区のひとつですが、都心部と比べるとベッドタウン的な緑の多い地域です。それは区政の運営方針に掲げられた「みどりの風吹くまちビジョン」というキャッチコピーにも表れていますが、当会の会員も従来より区内に居住している人が多く、自然豊かな練馬の土地を好み、地元愛が強い方々という印象があります。 大企業がない、と言うと語弊はありますが、クライアントの多くは中小企業、あるいは社会福祉法人や介護施設、保育園、児童養護施設といった非営利の団体が占めているのが練馬区の特徴でもあります。 幸い当会は区との連携も強く、行政の各種委員会などに積極的に参加させていただいておりますし、区の職員の方を対象に、計算書類やその数字の見方を学ぶ研修や、区内の社会福祉法人に対する指導検査などの業務も受託しております。 中小企業に対しては、新しく創業する方のベンチャー支援や、事業承継も我々公認会計士の大切な役割です。IT関連やコンテンツビジネスを中心に起業を支援する「ねりコン Valley」にも引き続き力を注いで参ります。当会には比較的若い会員が多く、ITや仮想通貨、そしてAIといった、新しい分野の会計や税務に興味のある会員が多いのが特徴であり強みでもあります。年に一度は必ず、ベンチャー支援を行っている会員が興味を持つテーマで研修を行っており、今年もベンチャー企業の創業者等をお招きする予定です。 時代に即して知識やノウハウをアップデートしながら、地域に生まれる新しいニーズにもしっかりお応えできるよう努めて参ります。