板橋会会長 野口 和秀
板橋区には元々区内に工場の多い地帯があり、大企業の工場の周辺に小さな工場がたくさん連なっているような土地柄でした。また、古くから宿場町でしたので歴史も古く、住む人も多く賑わっていました。 現在は中小企業や個人事業者が多く、当会の会員も税理士事務所で税務を営む方が多いのが特徴です。一方で区内に居住する住所地会員が多く、ちょうど今、若い世代が増えて世代交代が進んでいる、そんな過渡期を迎えています。 幸いにも区との繋がりは密接で、各種委員会に会員を推薦させていただいております。商工会議所や政策金融公庫など、区内の様々な組織と連携して、お互いに研修会や新年会などでコミュニケーションを取らせていただいております。 そういった中で、若い会員には監査や税務ではなく、コンサルタント系の業務に携わる方が増えています。M&AやIPOといった、中小企業やベンチャー企業の成長を担う業務ですが、企業が大きく成長する過程において、公認会計士でなければ対応できないシーンが数多くございます。常に最新の知識を取り入れて、国際的な会計基準など現在のスタンダードに合わせて対応するのはまさに公認会計士の仕事ですし、公認会計士でなければできない業務です。公認会計士は会社の成長に合わせて寄り添い続ける職業であり、法律家の一種でもあります。 ベテランから若手まで、幅広い年齢層の会員の力で、様々なご要望に応えて参ります。若手の新しいリソースとベテランの経験を融合させることが出来る仕組みづくりも進めていき、地元だからこその情報とネットワークを生かして、地域に貢献できる会でありつづけたいと願っております。