江戸川会会長 奥村 倫弘
江戸川区は2025年現在の人口は69万人ほど。近年は外国人の数も増えており、特に西葛西では在留インド人が多いなど多様化が進んでいる地域です。当会も独立した個人事業主の公認会計士と、企業に勤めている組織内会計士、あるいは監査法人に勤務して江戸川区に居住するいわゆる住所地会員など、バラエティーに富んだ会員が揃っており、会員同士が気兼ねなく意見交換できる、下町らしい自由闊達な雰囲気の会です。 江戸川区との連携は強く、区の様々な委員会に当会から委員を推薦させていただいておりますし、区の仕事を請け負う指定管理者の選定に当たって財務的な調査・評価を行っております。区が行う事業についても江戸川監査団が財務評価を請け負い、そこでも会員が活躍しおります。 また江戸川区では、阪神淡路大震災を教訓に14の士業が集まって「江戸川よろず相談ネットワーク」を構成していますが、ここに当会も公認会計士という立場で参加し、万が一の災害発生時に何ができるか、何をすべきかを常々検討しています。来るべき東京直下型地震に備えているわけですが、その時は同時に我々自身も被災者になる中で、地域の人々のお力になれることをしよう、という活動です。果たして公認会計士に何ができるのか?微力かもしれませんがきっと何か、役に立てることがあるはずです。 毎年夏には江戸川区こども未来館で「ハロー!会計」を開催していますが、中には「この仕事ならばここに交通費が入っていないのはおかしいのでは?」などと、表面に現れていない間違いを指摘する子もいて、こんな子がいる限り、日本の未来は安泰だと心強く感じています。これからも地域に根差して人々の生活を支えていく会であり続けたいと考えております。